保育・保育士・子ども関連

ドイツの幼稚園

はろーみなさんっ♡

みなさん、ドイツが幼稚園発祥の地だってご存知でしたか?

私は、保育士になるために学んだ時に、初めて知りました。
まぁ、実際にドイツの幼稚園や保育園で働いてみたのですが、現地のドイツ人保育士も幼稚園発祥の地がドイツだってことは知りませんでした…苦笑

Kindergarten(幼稚園)発祥

では、まず、どのようにして幼稚園が出来たのか。

ウィキペディアより抜粋。

19世紀前半に活躍したドイツの幼児教育者フリードリヒ・フレーベルが1840年に設立した小学校に上がる前の幼児のための学校が最初の幼稚園である。
幼稚園という語は、彼の作った学校の名前である。

フリードリヒ・フレーベル(1782年4月21日~1852年6月21日)
幼児教育の祖・ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチに啓発され、彼の初等教育のやり方をより小さい子供たちの教育に当てはめて、幼児の心の中にある神性をどのようにして伸長していけるか、ということに腐心。小学校就学前の子供たちのための教育に一生を捧げた

では、ドイツの幼稚園はどのような感じなのか?

ドイツ・幼稚園と保育園の違い

日本では、幼稚園と保育園では
幼稚園では文部科学省、保育園では厚生省といったように管轄も違うし、
保育園は朝から夜まで、幼稚園は大体14時くらいまでと、保育時間も異なる。
預ける親側も保育園では共働きでないといけない等、色々な入所の決まりがある。

では、ドイツではどうなのか?というと
さほど変わらない。

ただ、呼び方が
Kinderkrippe(保育園)‥0歳~3歳まで
Kindergarten(幼稚園)‥3歳~小学校入学前まで

という風に、預ける子どもの年齢によって
保育園に入れるのか、幼稚園に入れるのかということが違ってくるだけです。

ちなみに、日本でも待機児童が多くて入所するのが大変と言われていますが、
ドイツでも同じです。
保育士不足と、待機児童が多いのでなかなか希望する園に入るのは難しいと言われています。

そこで、ドイツには、
幼稚園や保育園に入れなかった場合、
Tagesmutter(保育ママ)という制度があります。
自治体の許可を得た人が
個人が自宅で、数名の子ども達のお世話をする制度です。

日本でも働くママ達が増えてきていますが、
ドイツでは、専業主婦という言葉はないのかな?というくらいに、夫婦がどちらとも働いています。
働くことが当たり前のような感じです。

昔は男性が稼いできて、女性は家庭を守るという風に
いわれていたみたいですが、今のドイツでは、働くことが女性の生活の一部ののような感じで仕事に対してもプライドをもって、キャリアをつまれているママさん達が多いように感じました。

こじんまりとした園が多い


まず、ドイツで幼稚園の見学をさせてもらったり、
就職活動で園のHPを見て驚いたことが、結構こじんまりとした園ばかりなんだということでした!

私が日本で保育士として働いていた所は、幼稚園と保育園もあって
定員が全部合わせて360人くらいのマンモス園でした。
そこまで多くなくても日本では
定員100名~200名ぐらいは普通にあると思います。

ところが、ドイツでいくつか園を訪れましたが、
大きな園といっても、1クラス定員14名~20名で
どこも大体一つの園で1~3、多くて4クラスぐらいです。

本当に大きな規模の園でも
6クラス~8クラスぐらいまでだと思います。

もちろん、経営者が同じで、園を拡大するといって、
別の地域に2つ目、3つ目の園を建築することはありますが、
大体、一つの園で考えても規模はそんなに大きくありません。

私が働いていた園も
1つ目が14名定員の幼稚園でしたし、
2つ目の保育士として働いていた園も
幼稚園が16名、保育園の子どもが12名でした。
幼稚園に保育士3名
保育園に保育士3名という
凄く手厚い人数で保育が行われていました。

日本で働いていた私からすると正直考えられなかったですね。
日本では以上児さん(3歳~6歳)だったら
20人に対して一人でしたからね。

え??20人も子ども達いないのに、保育士2人以上いるの?
って驚きでした。

また、ドイツでは
親が運営するElterninitiativeという園があり、
自治体や保育士が経営や運営をするのではなくて
保護者が、園を運営していきます。

私も4年間保育園、幼稚園の二カ所の園でお世話になりましたが、
どちらとも、このElterninitiativeという園でした。

給料支払いはVorstand(保護者の役員さん)がして、
行事も親と保育士で話し合いながら進めていく。
進入園児の希望があれば、Vorstandがそのファミリーと連絡をとり、
園長に報告し、みんなで会う
など、親は働きながら園のことにも色々と参加しないといけないので
大変だとは思うのですが、子ども達のことを知れて、園の流れも把握できる、
また、親も行事に多く参加出来るので、家族同士のコミュニケーションも増えて、子どもの友達家族での付き合いも増えるなど、様々です。

保育形態

私が働いていた園は基本的に自由保育でした。
少し、モンテッソーリ教育をかじっている程度で。
(園のコンセプトに入っていたから)
日本の保育のように、毎日設定保育があって、何する、とかもなく
自由に子ども達がやりたいことをやる、という
ゆるゆるな保育でした。

おそらく、日本と同じように
園の教育方針や保育によって、園によって様々だと思います。

モンテッソーリ教育とは何ぞや、という方のために。
様々な教材を使って、子ども達が自分の興味のある教材を選び、
お仕事として、取り組みます。

詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
モンテッソーリ教育

そして、モンテッソーリと同じようにドイツで有名なのが
シュタイナー教育
年齢によって異なり、からだ、あたま、こころを育てる教育。
テレビを禁止したり、芸術活動を通して学びを提供する。
詳しくはこちらを。
シュタイナー教育

あと、有名なのが森の幼稚園。
森のようちえんはデンマークが発祥の地。
然体験から様々なことを学び、経験するという自然の中が活動場所。
雨や雪が降っても関係なく外で過ごします。
詳しくはこちら。
森のようちえん

ちなみに、私は森のようちえんもドイツにいた時に見学させて頂きましたが、
そこは園舎はなくても、小さな小屋みたいな所があり、
雨の日にお腹がすくと、
その小屋の中でBrotzeit(お弁当箱)を出して食べたりするそうです。
※トイレはもちろんないので外です!!

縦割り保育

ドイツでは結構どこのクラスも縦割り保育です。

幼稚園は3歳~小学校就学前なので
年長さんが進入園児の3歳の子ども達の担当をそれぞれもってお世話係もある園もあります。
保育園では0歳~3歳までが同じ部屋で生活します。
※園によっては年齢ごとに部屋を分けて生活する園もあるみたいですが、大半の園は縦割りが多いように感じます。

日本では基本的に年齢によってクラスが分かれていたりするので
縦割りに慣れていないと、制作などする時や保育の時に
不便だなーと感じたりもするのですが、
年齢が低い子ども達がお兄ちゃんやお姉ちゃんの遊んでいる姿を真似して遊んだり、ああいう風になりたい!と目標にして生活していたりするので、
縦割りには縦割り保育の良さがあるのかな、と感じました。

私が働いていた園の場合

私はオペアを終えたあとの1年間はKindergartenで実習生として、
その後はKinderkrippeとKindergarten同じ園で3年間働きました。

そこで二つの園で働いて感じたことなのですが
(あくまで私の個人の意見です)

・日本のようにしっかりとした設定保育をしない。

・けっこう保育士が雑談をしていて子ども達は子ども達で自由に遊んでいる。

言い方を変えれば

ほぼ放置

そんなイメージです。

日本人の親からすると、何だこりゃ?
これに保育料払ってんの?と
言いたくなると思うのですが、

私も実際に働いてみて、
私は日本でも保育士の経験があったので、
正直な感想を述べますと、
え、
こんな感じでお給料もらっちゃっていいの??

という感じです。
なんか、もう、申し訳なくなっちゃうくらいに。

そんな私は
やっぱり、保護者からも保育士の同僚達からも

真面目でよく働く

というイメージをもたれていて高評価を頂いていました。

でも、私からすると、
いやいや、こんなん仕事した内に入らないし。
といいますか
ドイツ人は何故そんなに
仕事しないの??と
何度も思いました。

日本人が働き過ぎと言われてしまえばそれまでですが
本当に、これは、
ドイツで現地で働いたことある人なら、
話が通じる部分があると思います。


私は常に働くうえで
子ども達のため

と思って仕事をしていました。

これをしたら、子どもが喜ぶかな?
と、考えて
制作活動したり、リーダーに相談したり。

戸外活動を増やしたり。

園によっては毎週月曜日は英語の先生が来る日、
木曜日は森へ行く日
などとありますが、
オペアの時に、
ホストファミリーの子ども達を迎えに幼稚園へ行った時も
園庭で子ども達だけで遊び、
保育士達は雑談していました。

私の知り合いから聞いた話でも、
“園へ行くと、いつも先生たちは喋っている”
と数名から聞きました。

 

でも、これ、

本当の話です。

 

ドイツでは
自立心を大切にしているので
赤ちゃんなど援助が必要な子ども達以外の
2歳ぐらい~は
基本的に子ども達同士で遊ばせています。

逆に大人がいつもいつも子どもと一緒に遊んでいると、
子ども同士で遊べない。
いつも、常に大人がいないと遊べなくなるから。
と、同僚に教えてもらいました。

もし、子ども達同士で喧嘩したとした場合も、
すぐに大人が仲介に入るのではなく、
怪我しそうでしたら、すぐに保育士が中へ入るのですが、
そうでない場合は
ある程度見守り、子ども達同士で解決出来るのか、まで見ています。

園庭で転んだ場合も
日本だと、大体すぐに保育士が子どもの所へかけ寄っていましたが、
ドイツでは、子ども達が「大丈夫?」と声をかけたり、
友だち達が先生を呼びに行く。
または、自分で起き上がり、転んだ、と先生の所まで行く。

そんな感じです。

言い方は悪かったかもしれませんが

ほぼ放置。

でも、
そこには子ども達同士で
自分で解決策をみつけたり、

遊びをみつけるようになるための
自立への目的もあったのです。

 

 

おわりに

ドイツの幼稚園について
少しは理解出来たのではないでしょうか?

私も実際にドイツで幼稚園を見学したり、働いてみて、
こんなにも日本とは違うのか、と驚きました。


少しでもこの情報が皆さまのお役に立てれば嬉しいです。
ではではーちゃおっっ♡